診療科・各部門

検査部

検査部の業務

検査精度の向上と迅速な検査結果報告を心がけています

患者さんの診断や治療効果の判定、病気の予防のために必要な臨床検査を行うところです。
正確な診断と適切かつ迅速な治療を受けるために必要とされる検査項目は、24時間いつでも、検体受付後30分以内に医師へ報告する体制を整えています。

外来患者さんの採血

外来患者さんの採血は検査部で行い、採血後速やかに検査を開始しています。

外来患者さんの採血

臨床検査は病気の診断・治療・予防に欠かすことのできない重要なものです。
私たちは患者さんに正確な検査データで適切な医療を受けていただくため、日本医師会臨床検査精度管理調査・日本臨床衛生検査技師会精度管理調査・石川県医師会精度管理調査に参加し、精度の向上を心がけています。

当検査部は、日本臨床検査技師会・日本臨床検査標準協議会の精度保証施設認証、日本臨床細胞学会施設認定を受けています。

臨床検査は大きく検体検査と生体検査に分けられます。

検体検査

患者さんから採取された検体(血液・尿・便など)の成分や病原体の有無などを調べる検査です。

生体検査

患者さんに直接検査機器を使用して身体内の機能を調べる検査です。

検体検査

当院ではこれらを以下の8つのセクションに分けて検査しています。

各セクションで検査される代表的な項目は以下のとおりです。

外来患者さんの採血

体の中の状態を反映する成分を様々な分析装置で測定し、診断のために必要なデータを提供します。

肝臓の機能 AST/ALT など

腎臓の機能 BUN/クレアチニン/電解質など

生活習慣病 血糖/ヘモグロビンA1c/尿酸/コレステロール中性脂肪など

生活習慣病に関連し、日本糖尿病療養指導士認定機構の認定を受けた指導士が、糖尿病教室・個別療養指導を通じて、糖尿病の検査についての説明や自己血糖測定機の点検などの業務を行っています。

血液学的検査

貧血や白血病の有無などを診断するために必要なデータを提供します。

赤血球数/白血球数/ヘモグロビン濃度/血小板数など

免疫学的検査

輸血に必要な検査や感染症を診断するために必要なデータを提供します。

血液型/エイズウイルス/C型肝炎ウイルス/インフルエンザウイルスなど

尿・糞便等一般検査

尿や便の成分、寄生虫の有無などを検査し、診断に必要なデータを提供します。

尿蛋白/尿糖/ギョウ虫検査/便潜血/妊娠反応など

微生物学的検査

病原菌の有無や種類、有効な治療薬を選択するために必要なデータを提供します。

大腸菌O-157/結核菌/MRSA/セラチア菌など

病理学的検査

組織や細胞を調べて、ガンの診断や治療(手術)効果を判定するために必要なデータを提供します。

組織診/細胞診など必要に応じ、手術を行いながら組織や細胞を検査する体制が整っています。

組織診は日本病理学会の認定を受けた病理専門医、細胞診は日本臨床細胞学会、国際細胞学会の認定を受けた細胞診専門医・細胞検査士が行っています。

生体検査

生理機能検査

検査機器を使用して患者さんの生理機能を測定し診断に必要なデータを提供します。心電図/脳波/肺活量/筋電図など

超音波検査

身体の表面から超音波を使って体内の臓器を写し出すことにより、診断に有用な画像データを提供します。

超音波検査は日本超音波医学会の認定を受けた超音波検査士を中心に超音波センターで行っています。

2013年11月より 超音波センター が開設しました。