外来化学療法センター
当院外来化学療法センターは2007年9月15日に開設されました。
当センターでは専任医師を配属し、専任看護師・薬剤師からなるチーム医療にて安全で質の高い医療の実践を心掛けています。
外来化学療法センターでは消化器癌(食道、胃、大腸、膵臓、胆道)、肺癌、婦人科領域癌、泌尿器領科域癌、耳鼻咽喉科領域癌等に対する抗癌剤治療に加え関節リウマチや炎症性腸疾患に対する点滴治療も行っています。
専任看護師は患者さんの身体的・精神的な変化を見逃さないようにきめ細かい観察を心掛けています。また、患者さん一人ひとりと向き合って不安等を傾聴し適切な対応を行っています。
専任薬剤師は抗癌剤の調剤や患者さんに対する副作用に関する指導等を行っています。
定期的にカンファレンスを開き新規抗癌剤導入の検討を行うとともにセンターに関する問題点等を提起し、患者さんが常に前述のような安全で質の高い医療を受けられるように心掛けています。
センターの特徴
電動リクライニングベッド4床、電動リクライニングチェア2床が設置されております。各々の空間は広くゆったりと治療を受けていただけます。またそれぞれのベッドとチェアにはテレビが設置されており鑑賞しながらの治療が可能です。
電動リクライニングベッドです。リモコンで起き上がることが可能です。
隣にテレビが設置されています。
電動リクライニングチェアです。リモコンで高さが調節できます。
各チェアにもテレビが設置されています。
専属薬剤師が無菌操作にて薬剤を調整します。
治療の流れ
各科主治医による化学療法導入、投与薬剤等が決定されたら初回投与は原則的に入院にて行います。初回投与における患者さんの状況を観察させていただき安全に化学療法を継続することが可能であると判断された場合、次回からは外来化学療法センターにて治療を受けていただきます。
当日朝の採血や診察、問診等を元に各科主治医が化学療法施行可能であると判断し治療開始となります。
外来化学療法センターでの治療が安全に行われた後はご自宅へ帰っていただけます。
通院しながら化学療法を行えますので生活の質を保ちながら治療を受けることが可能です。
一方で、入院による治療と異なり化学療法施行後の状態を積極的に医師や看護師が観察することが出来ないため、患者さんご自身によるご自分の観察が大切となります。困ったことが起きたとき等はすぐに病院へご連絡ください。医師・看護師・薬剤師等が対応し適切なサポートを行います。