臨床工学部
臨床工学技士の主な業務内容
呼吸管理業務
主に人工呼吸器使用中の患者さんに対し、安全かつ適切に呼吸器を使用できる環境を整えています。毎日人工呼吸器を使用している部屋を巡回し、ベッドサイドで使用中点検を実施します。また定期的に機器の部品交換・点検を行い、安全が保障できる機器の提供に努めています。
人工呼吸センター では週1回の入浴時に機械内部の校正や定期点検のための機械の入れ替えを実施しています。人工呼吸使用中患者さんの外出支援やスピーチカニューレを使用した人工呼吸器装着患者の発声サポートなどの技術的支援も行なっています。
人工呼吸センターでは週1回の入浴時に機械内部の校正や定期点検のための機械の入れ替えを実施しています。人工呼吸使用中患者さんの外出支援やスピーチカニューレを使用した人工呼吸器装着患者の発声サポートなどの技術的支援も行なっています。RST(呼吸ケア・サポートチーム)メンバーとして呼吸ケアに関わることについて診療のサポートも行っています。
手術室業務
患者さんが安全に手術を受けられるよう、また、手術中、医療機器が安全に使用できるよう機器の保守管理に努めています。結石破砕手術等で使用するレーザー治療や、脳神経外科手術でのナビーゲーションシステムの操作、難治性てんかん治療機器(VNSシステム)植え込み手術の機器操作等の治療支援にも携わっています。
透析センター業務
県下最大級である透析監視装置86台の保守管理をはじめ、人工腎臓(ダイアライザ)、血液回路等の物品管理、安全な透析液を供給する為の厳正な水質管理、透析治療施行への技術的な支援を行なっています。
病棟透析
透析センターへの移動が困難な重症患者さんに対しては、ベッドサイドでの出張透析も可能です。エンドトキシン吸着療法など各種血液浄化療法にも対応しています。
難治性腹水症患者に対する腹水濾過濃縮、閉塞性動脈硬化症(ASO)に対するLDL吸着療法も行っています
内視鏡業務
上部、下部内視鏡検査、透視下で行うERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)中の患者さんの安全確保、言葉かけ、医師の指示のもと内視鏡デバイスの操作などを行なっています
高気圧酸素治療
当院の治療器は国産川崎エンジニアリング社製最新型のKHO-Ωを採用。装置のほとんどが透明アクリル構造と視界も十分に確保されており、MRIなど狭いところが苦手な閉所恐怖症の方でも比較的安心して治療を受けられると思います。治療中は必ず臨床工学技士が立ち会い、会話もインターホン越しで行えますのでご安心ください。
保守点検業務
輸液ポンプ、シリンジポンプ、経腸ポンプ、除細動装置(DC、AED)、各病棟生体情報モニター関連機器、保育器の点検管理医療機器管理システム UNIFI-ES 採用
その他
肝腫瘍における経皮的ラジオ波焼灼法(RFA)時の機器操作、難治性てんかん治療機器(VNSシステム)埋め込み患者さんへの外来フォロー
院内教育
人工呼吸器をはじめ、各医療機器・技術の勉強会を催し、知識、技術面で医師や看護師のサポートをしています。
各種資格取得
透析療法合同専門委員会(日本腎臓学会・日本泌尿器科学会・日本人工臓器学会・日本移植学会・日本透析医学会)認定透析技術認定士
3学会(日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会)合同呼吸療法士認定委員会認定呼吸療法認定士