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医療法人社団 浅ノ川 浅ノ川総合病院 病院長 大西 寛明 (金沢大学出身) 専門科目:脳神経外科 |
「プロフェッショナル 仕事の流儀」というTV番組をご存じですか。一人の日本人が、独自の発想で新しい領域に挑戦し、失敗と試行錯誤を繰り返す中で、ついに世界が認める独創性の高い仕事を確立するまでの過程を取材したものです。仕事の流儀とは、それぞれのプロ達が自分の感性と能力を信じて、目標に一歩一歩にじり寄っていくなかで形成されていく「人としてのスタイル」であり、その熟成に終わりはなく、年月と共にいっそう香りたつものです。 医師という職業は高い専門性が要求される職種であると同時に、患者の視点からは、親切で頼りがいのあるお医者さんとして、自分たちの痛みや悩みの理解者であることを強く期待するものです。研究、知識への研鑽では科学者であり、手術、検査などの技術の習得、実践では職人であり、患者と接する際には、教育者であり、哲学者であり、時には宗教家であることを要求されることもあります。これらの多面性が求められる中で、重きをどこに置くかが個々の流儀であり、医師としての実践と経験の中で変わり、磨き上げられることで、人としてのスタイルが確立されていくように思います。 若い諸君にとって臨床研修初年度は、医師としての経歴の始まりであり、誰もが良い医師を目指そうという気持ちを持っているはずです。「学びて思わざれば則ち罔(くら)し。思いて学ばざれば則ち殆(あや)うし」とは、ご存じの通り、孔子の言葉ですが、今一度、反芻されてはいかがでしょうか。 学ぶことは、指導医から諸君への一方通行ではなく、意欲をもって指導医と対峙し、自分から求めてください。指導医を音を聞くだけの太鼓に留めずに、自分で撥を持って敲いてみることです。強く敲けば、太鼓は強く鳴り響くもので、浅ノ川総合病院の太鼓は諸君から強く敲かれることを期待しています。 諸君が指導医から学ぶことは、知識と技術のみならず、医師としての流儀、人としてのスタイルだと思います。色々なスタイルを持った指導医を接することで、学び、そして思い、将来の自分のスタイルを心に描き、目指すという生涯に渡る研鑽の事始めとしてください。 |
医局 |
カンファレンス |
職員研修 |
平成25年度研修医 F.M |
当院の研修について、簡単に紹介させて頂きます。 まず、研修医の意見をちゃんと聞いてくれます。学びたい診療科へ希望期間の調整をしてくれ、やりたいことをやらせてくれます。また先生達は優しく接してくれ、指導医以外の先生達もしっかりと対応してくれます。希望する手技がある時は呼んで頂けます。自身は現在神経内科を研修していますが、時間が空いている時は他科の手術に同行し、カテーテルや外科手技を見学・実践したりもしています。 また、1年次は講義の時間が設けられています。学生時代の復習やこれまで学習したことのない臨床に関しての講義、救急疾患の対応、心電図の読影法など、非常に幅が広く、レベルの高い講義でとても勉強になります。 当直に関しては月に4回あり、内科系・外科系の両方を上級医と共に担当します。救急車を受け入れ、診断から入院までの流れをしっかりと勉強できます。様々な疾患の対応をし、急性期の検査や治療を学ぶことができ、一番勉強になる場だと思います。 当院は「元気のある病院、元気の出る病院」をモットーにしており、患者のことを考え、医師同士においては垣根のない環境にあります。興味のある方は是非見学に来て下さい。 |
平成24年度研修医 N.A |
当院の研修システムについて簡単に紹介させていただきます。 研修人数ですが現在2年次が2名、1年次がたすきがけを含め2名と少人数で研修しています。人数としては比較的少ないですが、人数が少ない分ローテーションしたい科の変更を希望しても変更可能であったり、回っていない科の珍しい疾患に対してもお願いすれば診察させてもらえたり、手術に入ったりでき、自由に研修することができます。 また大きすぎず小さすぎない病院であるため、各科の先生に気軽に相談することもでき、指導医以外にも様々なことを教えてもらうことができます。 現在は特に救急に力を入れており、日中の救急搬送や当直での救急対応の際に様々な症例に触れることができ、最初に診察することで様々なことを学ぶことができます。どの先生方もわからないことがあれば親切に教えていただけるので、最初は不安かもしれませんが少しずつ力をつけることができます。 つたなく簡素な文章で伝わらないことも多々あると思います。いつでも見学可能ですので、少しでも興味があればぜひ見学に来てください。 |
平成24年度研修医 O・N |
私が当院での研修を選んだ理由は大きく2つあります。 まず第1に、研修プログラムに自由が効くことです。当院では必修科目以外は研修医の要望に沿ったプログラムを行うことができ、自身は将来整形外科医を志望していることもあったため、自由選択科目は全て整形外科を選択しました。また、当院は中規模病院であり救急部がないため救急をローテートしている期間は麻酔科管理となるのですが、その期間も麻酔科と併せて整形外科を回らせてもらいました。このように研修医のニーズに研修プログラムを合わせてくれることが当院での研修を選んだ1つ目の理由です。 第2に手技をとことんやらせてもらえることです。整形外科をローテート中は指導医の下で、手術を始めいろいろな手技をたくさん経験させてもらっています。他の病院の研修医より、かなり多くの手術件数を経験させてもらっていると思います。このように研修期間中にたくさんの手技を体得することが当院での研修を選んだ2つ目の理由です。 私のように特に将来の専門科を決めている方や、多くの手技の経験を求める方にはお薦めします。まずは見学に来られ、当院の雰囲気や研修医の一日を体験してみて下さい。お待ちしております。 |
平成23年度研修医 T・Y |
私は、家庭の事情で初期研修の1年目の冬に当院へ転入しました。大学も出身も金沢ではなかったため、当院での研修はとても不安でした。しかし、医局に行けばいろいろな科の先生方がいらっしゃるので、分からないことを直接教えていただけるし、他のスタッフの方も優しく、とても快適な研修生活を送れたので、当院で研修をして良かったと思っています。 また、研修医の数があまり多すぎないため、研修の内容やスケジュールの柔軟性が高かったことも私にとってはありがたかったです。私は、研修の2年目に妊娠、出産したため、研修のスケジュールや回る科を体調に合わせて組みなおしてもらったりすることで、産休も含めて2年と2か月で研修を終えることができました。当院で研修するまでは将来何科を専攻するかを決めかねていましたが、診療科も指導医の先生も充実していたので、多くの科を回ることができ、2年目の冬には将来の進む科も決まり研修への意欲も増していきました。 研修病院を選ぶのは難しいと思いますが、まずは見学に来て病院との相性をみてください。 |
(例2)定位放射線手術コース(1〜3ヵ月間)
当院ではガンマナイフ、ノバリスを用いて、頭蓋・脊椎病変、鼻咽喉部癌、肺癌、肝癌、前立腺癌等に定位放射線手術、強度変調型放射線治療を行っている。年間600例の症例数は世界のトップクラスに位置し、卓越した治療効果を報告している。本コースは放射線のメスといわれる定位放射線手術に特化した研修を行い、外科医の感性に基づく新世代の放射線治療を体験できる。
(例3)神経疾患マスターコース(2〜3ヵ月間)
当院では、神経内科医と脳神経外科医が協力してこれらの神経疾患の治療を行っており、てんかん手術、パーキンソン手術などを行うことのできる先進的な脳神経センターとして知られている。本コースは神経診断学、神経内科的治療の習得、実践のみならず、脳神経外科手術も体験できる神経疾患完結型の研修が特徴である。
おもな研修は浅ノ川総合病院各診療科で行う。医療法人社団浅ノ川 心臓血管センター金沢循環器病院(循環器内科、心臓血管外科)、医療法人社団浅ノ川 桜ヶ丘病院(精神科)、金沢大学付属病院(小児科)、独立行政法人国立病院機構 医王病院(小児科)、金沢医科大学病院、社会医療法人仁愛会 浦添総合病院の各協力病院及び、珠洲市総合病院、公立宇出津総合病院、市立輪島病院、公立穴水総合病院、公立つるぎ病院、下地第2脳神経外科(地域保健・医療)の各施設での研修が含まれる。
指導の様子 |
カンファレンス |
手術の様子 |
〒920-8621
石川県金沢市小坂町中83番地
TEL 076-252-2101
FAX 076-252-2102
※上記時間外の急患は救急外来で受け付けております。
※休診日:日曜・祝日、第2土曜、年末年始(12月30日〜1月3日)、盆休(8月15日、16日)、創立記念日(6月1日)
※診察日は各診療科で異なります。詳しくは外来診療担当医一覧表をご覧下さい。