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当院に設置されているガンマナイフ装置 |
開頭手術とガンマナイフ手術のリスク比較 |
ガンマナイフ/モデルC-APS |
ガンマナイフ/モデルCでは患者様の頭部の位置が自動的に移動し、0.1ミリ単位での位置調整が可能なシステムが搭載されました。旧型のモデルBと比べ、治療時間の短縮と治療精度が上昇することにより、患者様の負担も軽減され、さらなる治療効果の向上が期待できます。 |
ビームの照射イメージ |
手術時に実際に装着するヘルメット装置 |
ガンマナイフとリニアックナイフの比較 | ||
種類 | ガンマナイフ | リニアックナイフ |
精度 | 1o未満 固定線源のため高精度 | 1〜2o 頻繁な精度測定が必要 |
複雑な形状の病変への対応 | ガンマナイフによるmulti isocenterでの照射は、正常組織の被曝を最小に抑えつつ、腫瘍を十分に照射できます。 Multi-isocenter 聴神経鞘腫に対するガンマナイフプラン 有効治療域を示す黄色の50%isodose lineが腫瘍の輪郭(ピンク)と正確に一致します。 |
大部分の脳腫瘍や脳動静脈奇形は単純な球形ではありません。リニアックナイフによる1〜3個のisocenterでの照射では、腫瘍への照射が不十分で、正常組織の被曝が大きくなります。 1 isocenter 2 isocenters |
1日目 入院 | |
午前10時頃までに、当院2階 脳神経センター外来へお越しください。 術前検査、治療のオリエンテーションを行います。 |
2日目 ガンマナイフ手術 | |
●フレームの装着 頭皮の4ヶ所に局所麻酔を行い、治療用フレームを4本のピンで頭部に固定します。 その後、MRI、CT、脳血管撮影などを行います。 |
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●線量計画作成 撮影終了後は病室にて休息して頂きます。この間、撮影された画像をもとに、コンピュータを用いて病巣の位置を決定し、精密な線量計画を立てます。 |
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●病変への照射 治療台に頭部を固定します。自動的にベッドが移動し、頭部が装置に入ると治療開始です。照射は数回繰り返して行いますが、全く痛みは伴いません。 治療全体にかかる時間は平均して3時間程度です。 |
3日目 退院 | |
以降、3〜6ヶ月ごとに経過観察を行います。 |
当院ガンマナイフ手術症例総数:4100例(平成9年7月 〜 平成24年5月 現在) | |
脳腫瘍を中心に年間300例以上 平成9年のガンマナイフ導入 以来、4100例を超える症例を 治療しています。 |
転移性脳腫瘍 | 原発巣の種類に関係なく 有効 |
良性脳腫瘍 | 神経鞘腫/髄膜腫/下垂体腺腫/頭蓋咽頭腫/良性神経膠腫 |
悪性脳腫瘍 | 悪性神経膠腫/悪性リンパ腫/髄芽腫/その他 |
血管奇形 | 脳動静脈奇形/海綿状血管腫 |
機能的疾患 | 三叉神経痛/難治性てんかん/癌性疼痛 |
治療前 |
治療3ヶ月後 |
治療効果: 腫瘍は急速に縮小し、治療1年後でのコントロール率は80〜90%です。 治療により患者様のQOL(生活の質)が改善されます。 |
治療前 |
治療24ヶ月後 |
治療効果: 95%の症例に腫瘍抑制効果を認め、腫瘍の増大は5%にすぎません。70%に聴力の温存が期待されます。 開頭術に伴う顔面神経麻痺は、ガンマナイフでは通常出現しません。 |
治療前 |
治療18ヶ月後 |
治療効果: 数ヶ月で閉塞が進み直径3p以下の場合、治療3年後の完全閉塞率は80%以上になります。 治療後3年の時点で病変が残存する場合は追加治療を検討します。 |
治療効果: 有効率は約90%で、特に高齢者に適する治療法です。 現在は保険適応ではありませんので、治療は私費となります。 |
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3oマイクロマルチリーフコリメータ (3o micro-Multileaf Collimator) |
≫ | 病変に対し照射される 放射線ビーム |
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中央の放射線ビームの照射口が治療中、病変の形に合わせて変化することによって、正常部を避けながら病変部のみに強力な放射線照射が可能です。 | 視神経、脳幹を避けて多方向から腫瘍に向けて照射します。 |
1 診察 | |
専門の医師が診察して、病気の程度に応じてノバリスでの治療の適応や方針を決定します。受診の際は、患者様の主治医の紹介状、MRI、CTなどの画像が必要です。 |
2 固定具の作製 | ||
高精度の定位放射線照射を行うためには、治療時の体の固定が重要です。 ノバリスの治療に際し、患者様自身の頭部や体に合わせたマスクやシェルを作製します。 作製には痛みを伴わず20分程度で終わりますが、その間は動かないでください |
マスクシステム |
体幹部用シェル |
3 CT撮影 |
固定具をつけた状態で、CT撮影を行います。通常はヨード剤の点滴を行いますので、過敏症のある方は申し出てください。 |
4 治療計画の作成と検証 | ||
CTやMRの画像診断をコンピューターに取り込み、治療医が適切な治療計画を作成します。 当センターでは治療の精度と安全の確保のために、医学物理士が全例、治療計画の精度検証を行います。精度検証には1症例あたり3時間前後を要しますので、治療計画の作成と検証のために十分な時間をいただき、照射はCT撮影後2、3日後から開始します。 場合によっては一旦退院し、治療開始日に再入院していただくこともあります。 |
治療計画の作成 |
医学物理士による精度検証 |
精度検証の行わないリニアックの定位放射線照射は信頼性に欠け、誤照射の可能性があります。 欧米では医学物理士による精度検証が義務付けられています。 |
5 治療開始 | |
頭部はマスクシステムで、体幹部ではシェルで固定し、放射線照射を行います。 最新鋭の赤外線追跡システム、X線照射装置で患者様の体位を確認し、コンピューター制御の治療台が適切な照射位置に移動します。(誤差1o以下の精度) 1回の治療は20〜30分で終了し痛みを伴うことはありません。1日1回の照射で、治療期間は照射回数によって決まります。なお、希望に応じて外来治療も可能です。 |
治療の様子 |
6 経過観察 |
全身状態にはほとんど影響を与えませんので、退院後より入院前の生活に戻れます。その後は担当医の定期健診が必要です。 |
当院ノバリス治療症例総数:1800例(2004年9月 〜 2011年1月 現在) | |
平成16年のノバリス導入以来、 1800例を超える症例を 治療しています。 |
ガンマナイフでは治療困難な 脳表・小脳外側・延髄下方の病変 |
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直径3.0p以上の大きな病変 | 神経膠腫/転移性脳腫瘍/髄膜腫瘍 他 |
視神経に接している病変 | 頭蓋咽頭腫/下垂体腺腫 他 |
悪性神経膠腫 |
脊索腫 |
転移性脳腫瘍 |
海綿状血管腫 |
副鼻腔癌 |
顔面血管腫 |
頚髄腫瘍 |
眼窩内腫瘍 |
前立腺癌 |
脊髄腫瘍 |
肺癌 |
肝癌 |
1 | 現在、治療していただいている担当医にご相談の上、診療情報提供書とCT、MRIなどの病変の大きさ、部位が分かる画像をご用意ください。 |
2 | 電話で外来診察の予約をお取りください。必要に応じて担当医が電話で応対いたします。 ガンマナイフ担当医 脳神経外科 大西寛明・光田幸彦 |
3 | 至急手術が必要な方は、患者様の担当医より直接ご連絡いただければ、1〜2週間以内に手術を行えるよう対応いたします。 |
1 | 現在、治療していただいている担当医にご相談の上、診療情報提供書とCT、MRIなどの病変の大きさ、部位が分かる画像をご用意ください。 |
2 | 電話で外来診察の予約をお取りください。必要に応じて担当医が電話で応対いたします。 頭頸部疾患担当医 脳神経外科 大西 寛明・光田 幸彦 前立腺癌担当医 泌尿器科 喜久山 明 脊椎・脊髄疾患担当医 脳神経外科 大西 寛明・光田 幸彦 整形外科 徳海 裕史 肺癌担当医 呼吸器内科 北川 駿介 肝癌担当医 消化器内科 荒木 一郎 その他の疾患、疾患別担当医不在時の窓口 脳神経外科 大西 寛明・光田 幸彦 → 放射線治療医・専門担当医 |
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※上記時間外の急患は救急外来で受け付けております。
※休診日:日曜・祝日、第2土曜、年末年始(12月30日〜1月3日)、盆休(8月15日、16日)、創立記念日(6月1日)
※診察日は各診療科で異なります。詳しくは外来診療担当医一覧表をご覧下さい。